2018年1月23日 (火)

7-18 さがしもの

(詩)

 涙して 涙して

 誰もが 耐えがたい悲しみを生きる

 その奥にあるという 深いもの

 朽ちることのない さがしもの

 

7-17 書き得ないこと

 (詩)

 書こうと思っても 書き得ない

 この 周辺をさまようのみ

 大事なことさえ この体たらく

 不可能を 可能にするとは 

2018年1月21日 (日)

7-16 大雪

 (詩)

 心は 体は しからびて

 大雪を待つ 狂想に

 どこへ降ろうが 降るまいが

 心 躍らせ溶かしたい

2018年1月20日 (土)

7-15 その日 あの日

(詩)

 輪の中で語り 笑いあった日

 今日は 冷たい隙間風が当たる

 いつだったのか その日 あの日

 信じられた自分を 持ち上げてみる

 

 

2018年1月17日 (水)

7-14 文字

(詩)

 頭の中を喋り通して文字になる

 文字になったら誰かと誰かに読んでもらおう

 そんな日は永遠に来ない

 文字になったら何もかも終わる

 

2018年1月16日 (火)

7-13 見えない一日

 (詩)

 今日も思い出そうとする

 誰も見えないで終わる一日

 あそこと ここ 影を残している

 心に映そうと目を見張る 

 

2018年1月15日 (月)

7-12 小さな声で歌うと

(詩)

 ひとり 小さな声で歌うと

 樹木たちがリズムをとり

 風はメロディを奏でた

 すると誰もが 大きな声で歌い始めた

2018年1月14日 (日)

7-11 天気の良い日

(詩)

 天気の良い日 笑って空を見上げる

 掃除 洗濯し 気分を爽やかに

 机に向かってものを書いたり 

 雑草の小さな芽を見つけたりする

2018年1月13日 (土)

7-10 道

(詩)

 あの道 この道

 その日の道

 いつか来た道

 これから歩く道

2018年1月12日 (金)

7-9 芝居

 (詩)

 下手な芝居は見抜かれる

 私のすべてを許しただろうあなたに

 私を許せない私が

 舞台から飛び降りる日

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