« 3-1 緑のカーテン | トップページ | 3-2 三本榎の人々 »

2016年12月 7日 (水)

1-3 たった10分だけ書きましょう

  たった10分だけ書きましょう

たった10分だけ時間を下さいと内なる作家に呼び掛けて、もしも応じてくれたら明日素敵なご褒美をあげると約束して、今こうして書き始めたのだ。そしたら、作家さんは満面の笑顔を浮かべていままで書きたくないといっていたのに作家であることをすぐに取り戻してしまったから不思議だ。


 
 そうなんだこれでよいのだ。書き始めれば進んでいくのだ。それは散歩にも似ていることなんだ。毎朝の散歩のことだよ。作家さんは散歩が好きで毎朝出かけるが時々、行きたくないという思いに襲われるが少しでも歩いてこようと出かけるや否や、なんて散歩は素敵なんだとすぐに心変わりするんだ。


 
 そうなんだ、それだけのことなんだ。歩き出すこと、書き出すことで自分を取り戻せるのだ。歩きたくない、書きたくないという思いが募ってもはじめてしまえば前に進むことができるのだ。それは何もむずかしいことではないのだ。歩くことは誕生と同時に目指していることなんだ。書くこともきっと同様に誕生と同時に目指してきたことなんだから、書くことは生きることであるのだ。生きることの日常に書くことも含まれているのだ。


 
 これでもう10分以上過ぎたよ。作家さん。書けるじゃないか作家さん。さあ、明日もこんな調子で自由にのびのびと気楽にとにかく書こうよ。ところで明日のご褒美というのはなんですか。それは書くこと以上に大好きな庭仕事をしてもよいということですよ。では、寝る時間がやってきました。これだけ書けたのだから何も心配しないでゆっくり休んでください。明日、お会いしましょう。お休みなさい。

2010.10.1

« 3-1 緑のカーテン | トップページ | 3-2 三本榎の人々 »

1 エッセイ他」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70104/64593777

この記事へのトラックバック一覧です: 1-3 たった10分だけ書きましょう:

« 3-1 緑のカーテン | トップページ | 3-2 三本榎の人々 »