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2018年1月

2018年1月31日 (水)

7-22 小さな草の芽

(詩)

 黄色い枯草がなびき 白い雪が照り返し

 騒ぐ北風が ヒューと大空に舞い上る

 日向へと そよりそよりと寄れば

 小さな草の芽が こんにちわと迎えていた

 

2018年1月30日 (火)

7-21 灼けた瞳

(詩)

 灼けた瞳が 突き刺さってきた

 泣かそうとでも 言うように

 静かに 動くこともなく

 ただただ きらきら きらきら

2018年1月29日 (月)

7-20 悲哀

(詩)

 あの日 空を見上げて 悲哀をうたった

 否定をキャンパスに 書きなぐったときに

 すべては彼方に 美しく咲いた

 それを見ていて いつしか涙を止めた

2018年1月25日 (木)

7-19 寂しい 哀しいは

(詩)

 寂しい 哀しいは 

 ひとりじゃない ひとり

 今もその人と 愛を生きてる証

 ならば歩こう こぼれる笑顔で 

2018年1月23日 (火)

7-18 さがしもの

(詩)

 涙して 涙して

 誰もが 耐えがたい悲しみを生きる

 その奥にあるという 深いもの

 朽ちることのない さがしもの

 

7-17 書き得ないこと

 (詩)

 書こうと思っても 書き得ない

 この 周辺をさまようのみ

 大事なことさえ この体たらく

 不可能を 可能にするとは 

2018年1月21日 (日)

7-16 大雪

 (詩)

 心は 体は しからびて

 大雪を待つ 狂想に

 どこへ降ろうが 降るまいが

 心 躍らせ溶かしたい

2018年1月20日 (土)

7-15 その日 あの日

(詩)

 輪の中で語り 笑いあった日

 今日は 冷たい隙間風が当たる

 いつだったのか その日 あの日

 信じられた自分を 持ち上げてみる

 

 

2018年1月17日 (水)

7-14 文字

(詩)

 頭の中を喋り通して文字になる

 文字になったら誰かと誰かに読んでもらおう

 そんな日は永遠に来ない

 文字になったら何もかも終わる

 

2018年1月16日 (火)

7-13 見えない一日

 (詩)

 今日も思い出そうとする

 誰も見えないで終わる一日

 あそこと ここ 影を残している

 心に映そうと目を見張る 

 

2018年1月15日 (月)

7-12 小さな声で歌うと

(詩)

 ひとり 小さな声で歌うと

 樹木たちがリズムをとり

 風はメロディを奏でた

 すると誰もが 大きな声で歌い始めた

2018年1月14日 (日)

7-11 天気の良い日

(詩)

 天気の良い日 笑って空を見上げる

 掃除 洗濯し 気分を爽やかに

 机に向かってものを書いたり 

 雑草の小さな芽を見つけたりする

2018年1月13日 (土)

7-10 道

(詩)

 あの道 この道

 その日の道

 いつか来た道

 これから歩く道

2018年1月12日 (金)

7-9 芝居

 (詩)

 下手な芝居は見抜かれる

 私のすべてを許しただろうあなたに

 私を許せない私が

 舞台から飛び降りる日

2018年1月11日 (木)

7-8 部屋の中に居て

 (詩)

 一日 部屋の中に居て

 窓辺から空を見上げれば

 おいでよ おいでよと 雲も風も騒ぎだした

 では 旅に出ようか

2018年1月10日 (水)

7-7 春の光

 (詩)

 僕の黒いコートに  

 冬なのに いっぱい春の光が集まってきた

 そこに冷たい風が寄って来て 

 日向ぼっこを始めた

2018年1月 9日 (火)

7-6 雲よ

(詩)

 遠い空に生まれた雲よ

 どこへ流れゆく

 見ていると自分の心に

 メッセージを送りたくなる

2018年1月 8日 (月)

7-5 夢や希望よ

 (詩)

 胸に湧く

 生暖かい夢や希望よ

 凍り付く真冬が来ているのに 

 まだ 生きようとするのか

 

2018年1月 7日 (日)

7-4 就寝前のひとりぼっち

(詩)

 昔々の思い出と夢を

 心に糊付けして

 狂って悶える

 就寝前のひとりぼっち

2018年1月 6日 (土)

7-3 コップ一杯の夢

 (詩)

 コップ一杯の夢が揺れる

 ある時はビール ある時はワイン……を泳ぐ

 風だの 雲など 夕陽などが馳せる

 危機は沈静することである

2018年1月 5日 (金)

7-2 今夜も一人

 (詩)

 両耳の唸りを発するモーターと

 静まり返る星々が

 僕の息遣いに寄り添って

 今夜も一人床に着く

2018年1月 4日 (木)

1-6 こんな生活で良し

 暮れから正月は、執筆第一の日々を過ごした。

 きょうでその日は終わったが、やはり予定通りすすまない。

 これを予想して予定は組んでいるので慌てることもない。

 明日は外出して電車に乗って街に出て人に会う。

 きっと遅くまで酒を飲み、寒い中帰って来ることになる。

 こんな生活で良しと言えれば健康だ。

2018年1月 3日 (水)

7-1 消えたヘッセとロック

(エッセイ)     

 

 久しぶりに夜、散歩に出た。このごろは娘(四歳)と夕食後に遊んでいるので、なかなか出られない。きょうは隙を見てふらりと外へ逃げた。コースは飼い犬のヘッセ(ラブラドール・レトリーバーの雌)とロック(黒柴犬の雄)と親しんだ散歩コースである。

玄関から足を踏み出すと同時に、二匹との散歩が思い出される。月日は容赦なく刻々と進み、あれから三年も過ぎてしまった。

 そう、こんな季節の風がやさしく吹く夜には、ヘッセ、ロックとの散歩が一番だった。夕食時に飲んだビールの酔いが冷め切れぬうちに、私たちはよく家を抜け出して夜風に吹かれた。

さっきからヘッセは散歩に出ることを感づき、私の動きをきょろきょろと探っている。

「わかっているさ、行きたいよな」

サークル内のヘッセの方を向いた。するとヘッセはがばっと立ち上がり、そわそわとサークル内を行き来しながら私の様子を伺った。

「よし、行こう」

そんな夜の散歩の習慣ができた頃だ。ヘッセが丁度四歳の時、一つ年上のロックが加わった。二匹は子ども時代から、散歩で知り合った仲のよい遊び友達である。近所の中学生に飼われていたが、引越しで飼えなくなり、私が引き取ったのだ。

最初、ロックはわが家のしきたりがわからず戸惑い、ヘッセの真似ばかりしていた。

「寝てないでロック。散歩、散歩。ヘッセは起ち上ってるぞ」

やっと背伸びをしながら起きる。

ヘッセがせっかちであるなら、ロックはのんびり屋であった。

 三年前の今月今夜、深夜になりヘッセとロックを探しに家を出た。雨が上がり、きょうみたいに風がやさしい夜だった。

私の帰宅は遅かった。二匹は夕刻小雨が降る中、庭から忽然と消えてしまった。妻が散歩を終えて、庭の奥の囲いに鍵をかけて放しておいた。と言うが……。

妻は急いで娘の薬を取りに車で出かけた。この四十分ぐらいの間のことである。囲いの鍵は開いていた(開けられていた)。二階には当時一歳九か月の娘と、娘の世話してくれていたヘルパーさんがいたが、何も気づかなかったと言う。

ロックよ。お前を大好きだった娘を覚えているかい。もう四歳になったよ。夕刻、散歩から帰り玄関のところで餌を食べていると、丁度その時間に娘が保育園から帰って来る。娘はいつも「ロック、ロック」と言って、水を汲んで来ては飲ませてくれた。私は娘がそのことを忘れないように、いつも、いつも話しているのだよ。ロック、どうしているかな。

ヘッセよ。お前のことが心配だ。居なくなる前の日に通院して、やっと血便の原因がわかった。これで薬を飲めば治ると医者は言っていた。治療のメドが立って安心していた矢先の出来事だ。

どうかな、治ったかな。やんちゃで人懐こく、誰からも愛されたヘッセ。でも最近は神経質で痩せていたヘッセ。病気は治ったかな。

さあ、もうあの橋を渡ったら帰るよ。今夜はお前たちの友達には会えなかった。でも、お前たちと一緒の散歩の気分を取り戻すことが出来て幸せになった。

夜の川面に反射する光、草木がやさしく風に吹かれる姿、そして、家々の窓からもれる灯りも……。

みんな、かってヘッセとロックがその美しさを教えてくれたことだ。

                  

 

2018年1月 2日 (火)

4-2 愛は自由より大切か

 愛は自由より大切か。

 依存する愛からいかに脱出できるか。

 あの白雲のように自由に浮遊できるか。

 いかに自立して生きていけるか。

 これが、今書いてる小説のテーマ

 

2018年1月 1日 (月)

1-5 夜の1秒

 元旦が終わろうとする時刻が迫ってきた。

 いつもそうだ。

 夜の1秒は昼間の一秒よりも短い。

 短い分だけやり残している何ものかを追う。

 今年も変わらない。

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