7 エッセイ・掌編小説・詩

2018年2月18日 (日)

7-24 芽音

(詩)

 北風吹く 寒さの中に

 ひとり身を おけば

 厳しさに 糺されて

 春の芽音を 聞くだろう

2018年2月 1日 (木)

7-23 小径を行く

(詩)

 北風と手をつなぎ その冷たさに温まり

 雑木林 公園に挟まれた小径を行く

 遠くに近くに こだまする子供たちの声

 通り抜けた背中を 朝日の光がこぼれた

 

2018年1月31日 (水)

7-22 小さな草の芽

(詩)

 黄色い枯草がなびき 白い雪が照り返し

 騒ぐ北風が ヒューと大空に舞い上る

 日向へと そよりそよりと寄れば

 小さな草の芽が こんにちわと迎えていた

 

2018年1月30日 (火)

7-21 灼けた瞳

(詩)

 灼けた瞳が 突き刺さってきた

 泣かそうとでも 言うように

 静かに 動くこともなく

 ただただ きらきら きらきら

2018年1月29日 (月)

7-20 悲哀

(詩)

 あの日 空を見上げて 悲哀をうたった

 否定をキャンパスに 書きなぐったときに

 すべては彼方に 美しく咲いた

 それを見ていて いつしか涙を止めた

2018年1月25日 (木)

7-19 寂しい 哀しいは

(詩)

 寂しい 哀しいは 

 ひとりじゃない ひとり

 今もその人と 愛を生きてる証

 ならば歩こう こぼれる笑顔で 

2018年1月23日 (火)

7-18 さがしもの

(詩)

 涙して 涙して

 誰もが 耐えがたい悲しみを生きる

 その奥にあるという 深いもの

 朽ちることのない さがしもの

 

7-17 書き得ないこと

 (詩)

 書こうと思っても 書き得ない

 この 周辺をさまようのみ

 大事なことさえ この体たらく

 不可能を 可能にするとは 

2018年1月21日 (日)

7-16 大雪

 (詩)

 心は 体は しからびて

 大雪を待つ 狂想に

 どこへ降ろうが 降るまいが

 心 躍らせ溶かしたい

2018年1月20日 (土)

7-15 その日 あの日

(詩)

 輪の中で語り 笑いあった日

 今日は 冷たい隙間風が当たる

 いつだったのか その日 あの日

 信じられた自分を 持ち上げてみる